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あなたに、呼びかける、あなたには、できることがある

昨日、木下桃香選手の引退が発表された。

それはもう終わったことだと思っている。ただ、気になっている選手がいる。正直に書いていいのだろうか?、小林里歌子選手と、佐古真礼選手のことだ。

二人とも重傷を負い、今、リハビリ中だ。苦しい復帰への道のりの中で、木下選手の引退を聞いて、どう考えただろう、自分のことを、どう考えただろう。

 

今、二人に呼びかける。

あなたたちには、大切な価値がある、それを生かして。

 

僕も足の靭帯を痛めた経験があって、手術も経験した。幸い、普通の生活を暮らすことができているが、怪我は怖い、そしてさらに復帰のためのリハビリは過酷だ。

自分が手術を受けた時に、当時のラグビー日本代表候補の方がリハビリをされていたのだが、ワールドカップ前だったということもあり、もの凄いリハビリをされていた。当時に既にサイベックスなどの最新鋭の機器が揃った病院だったが、フルにそういう機械を使って、心肺能力が落ちないように、トレーニングを継続されていた。

 

小林選手も、佐古選手も、表には出てこられない。でも、もし復帰を考えておられるのなら、きっと厳しいトレーニングを継続しているはずだ。

だから、無理をしすぎないで、といいたい。また辞めたかったら、辞めてもいい、そう言っておきたい。無理しすぎることはない、と。

 

きっと今、リハビリをしている小林選手、佐古選手の周りには、スタッフのサポートがあるだろうし、二人にはチームのことが別の角度から見えていると思う。あなたたちが、リーダーシップを発揮できることがある、できることがある、きっとある。スタッフのサポートかもしれないし、選手の気持ちのケアかもしれないし、自分の経験を還元することがきっとできるはずだと思う、自分を信じて。

経験が役に立つ時もあるだろう、それを信じて。

困難に直面した時、人生は違う顔を見せるから、苦しいことはきっと多いはずだ。でも、だからこそ、それを糧にしてほしい。

 

佐古選手は若いから、ただ信じて、進めばいいのかもしれない。ただ小林選手は、代表での活躍や、海外での経験、そしてベレーザへの帰還と、いろいろな思いを抱えているかもしれない。

僕がいうべきことではないかもしれない。でも、あなたの存在が、チームの支えになる時はある。きっとある。あなたの過去が、あなたの実績が、チームを支えることがある。アドバイスが、相談が、そして想いが、チームを奮い立たせることもあるのではないだろうか。

 

無理をしないでいい、怪我をしているのだから、無理はしてはいけない。ただこの機会をとらえて、裏方がどう動いているかとか、スタッフの努力とか、「ありがとう」とか、「がんばって」の、一言が、人を、誰かを、人生を変えることはある。

 

だからいいたい、あなたに、呼びかける、あなたには、できることがある。

 

それが、何かは、知らないけれど。あなたたちの、自由だ。

 

無理はしないで、できない、というのも一つの選択肢だし、そっと静かに過ごすのも人による。また、リハビリを続け、背中で語るのも一つの選択肢だ。体が無理が効かないなら、無理はしなくていい、引退も選択肢で、木下選手のように別の道を選ぶのも一つだろう。

 

だけど、あなたらしく、あなたらしくあることで、誰かが救われることがある、チームが救われることがある、それが、何かはわからないけど。コーチングや、スピードの代わりの経験や、観察することや、サポートすること、人間らしさ。

 

僕は無理を言っている、それはわかっている。ただ横浜FMの宮市選手のような、神戸の斎藤未月選手のような、そういう選手もいることは覚えておいてほしい。

 

佐古選手も、きっとあなたにはできることがある。苦しいリハビリに立ち向かってほしい。あなたにも、できることがある。サッカーを楽しんで、そして学びを大切にしてほしい、感じ、考え、言葉や、ノートすることや、サポートできることも、きっとあるはずだから。

 

そして、僕らはチームだから。言っていいのだろうか?、待っているから、フィールドでの姿が見られるのを、待っているから。

 

でも無理しないで、無理はしなくていい、何もしないのも選択肢だし、去っていくのも選択肢だ。

 

だけどいいたい、あなたには、価値がある、あなたが、大切だ。